試合出場記録です

最新のものから過去のものまで、Jリーグから、海外リーグ、代表など、出場試合をあますところなくデータ化しました。 みなさんの印象に残っている試合はどれでしょう? また、最新の出場データは、スコアだけでなく、試合情報、能活情報、コメントを掲載しています。

 

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日本代表欧州遠征 日時:2003/10/11
観衆:-人
ルーマニア
(Home)
1 1 前半 0 1 日本
(Away)
0 後半 1
ムトゥ(16') 得点者 柳沢(58')
ロボント
ストイカン
イエンクシ
キブー
ラト
ラドイ(75'コドレア)
ムンテアヌ(82'ジク)
パンク(82'クリステア)
ディカ(64'ソアバ)
ムトゥ
ガネア(64'ブラトゥ)
出場
選手
川口能活
山田暢久
坪井慶介
中澤佑二
三都主アレサンドロ
稲本潤一
小野伸二
中村俊輔
中田英寿
高原直泰(77'大久保嘉人)
柳沢敦
パンク(31')、 ムトゥ(50') 警告 高原(63')
  退場  
【注】*はハーフタイムなどのインターバル中の交代を意味する。

序盤は日本がボールを保持する時間帯が多い。シュートらしいシュートも打たれることなく、攻勢に進めていたが、16分、ルーマニアがワンチャンスをものにした。中盤でボールを受けたムトゥがヘディングで右ライン際に張るガネアに落とす。ダイレクトで前方のスペースにはたかれたボールをリターンで受けと、そのまま右サイドを突破。坪井と競り合いながらペナルティーエリア内に進入した。そのままムトゥが右足を振り抜くと、川口の左手をはじき、ニアサイドを破ってゴールへ流れた。ホームのルーマニアが1-0と先制する。

先制された日本だが、この遠征の第1戦となったチュニジア戦で得点を決めた柳沢がいい動きを見せる。17分にはボレーシュートを放つがGKに防がれた。34分には中央の小野から高原へ絶妙のスルーパスが通るが、トラップが流れ、柳沢に渡り、これがオフサイドとみなされた。

前半最大の好機は、36分。小野の左CKを中澤がドンピシャのタイミングでヘディングシュート。ゴールマウスを捉えていたが、相手DFにクリアされ得点にはいたらない。ルーマニアもエース・ムトゥが再三、突破を見せるが守備陣の踏ん張りで決定的なシュートは打たせなかった。

後半に入ると、高原、柳沢の両FWに中田、中村の攻撃的MFの4人で好機を生み出していく。2分、右に張った中村からのクロスを、高めに位置していた中田がヘッドで落とす。柳沢がつぶれた裏側に高原が飛び込むが、相手DFのスライディングでクリアされた。

8分は逆にピンチ。ガネアに右サイドからオフサイドラインを破られ、川口と1対1。しかし、シュートはゴールマウスの右にわずかにそれてピンチを脱した。

お互いに決定機を生み出しつつあった、後半13分、日本代表が同点に追いついた。中盤での中田の中村のパス交換から、中田が右足でチップキック気味にDFの裏へスルーパス。右肩越しにボールを見た柳沢が、ワンバウンドさせてノートラップで左足を振りぬくと、ゴール右隅に決まった。

しばらく、こう着状態が続いていたが、20分過ぎに日本が立て続けにチャンスをつかむと、試合が一気に動き出す。30分前後には日本のパスミスが目立つようになり、ルーマニアに流れが傾き始めた。33分にはムトゥが日本守備陣の裏を完全に取り、抜け出すが、川口がすばやくペナルティーエリア外まで飛び出し、ヘディングでクリア。スローインに逃れた。

後半39分には、三都主のリスタートから右の山田へ。山田が右サイドへスルーパス。中田がフリーで受け、グラウンダーのクロスを入れる。ニアに柳沢が飛び込みシュートするが、コースが限定されており、GKロボントがCKに逃れた。
残り5分となり、ルーマニアが攻勢に出る。41分、右サイドでサントスが振り切られ、クロスを上げられる。坪井のクリアが不十分で、稲本のヘッドでのクリアがエリア内のムトゥに渡ってしまう。エリア内でシュートを打たれるが、川口の正面。途中出場のMFジクにつめられるもボールを死守した。

後半ロスタイムにも、ルーマニアの左からのムトゥのクロスに、クリステアにフリーで合わされるが大きく枠を逸れた。
試合はこのままタイムアップ。1-1での引き分けとなった。

2003年3月28日のウルグアイ戦以来となる代表55試合目のゲーム。立ち上がりはピンチらしいピンチもなかったが、16分、この試合最初に枠を捉えられたシュートがマウスに吸い込まれた。左サイドをワンツーで突破してきたムトゥが坪井を引き連れてエリア内に進入。右足から放たれたシュートでニアサイドを付かれ、左手に触れたものの、勢いが止まりきらなかったボールは、ゆっくりとゴールに吸い込まれてしまった。

だが、失点しても動揺はまったくなかった。両サイドからのクロス、ハイボールは難なく処理。キャッチを終えると同時にパスの出しどころを探しすぐさまフィードする。攻撃的GKの本領発揮だ。

26分には、右サイド、山田の裏に出たスルーパスに対しては、持ち味である飛び出しでキャッチし、未然にピンチを防いだ。「コーチングが日本語でできるので楽ですよ」と試合前に話していたが、言葉どおり、積極的に声を出す。「ヤマ、はっきりしろ!!!」と球場に響き渡る声。右サイドバック山田に対して、再三突破されていた、左MFパンク、左サイドバック・ミトのケアを指示した。

29分には、左サイドからのクロスに見せかけたシュート。クロスに備え、やや前目にポジションを取っていたが、すばやいバックステップからフィスティングでコーナーキックに逃れた。場内からは「能活コール」が起きる。

後半に入ると、3分、自陣エリア付近でサントスがムトゥの肘うちを食らい、ファウル。能活は心配そうに声をかけに行く。年齢はまだ28でもピッチ上では最年長。リーダシップが垣間見える。

DFラインの裏に大きく出してくるボールに対しても「キーパー、キーパー」とよく通る声を出して、ペナルティエリア内前方でしっかりとキャッチする。

後半30分過ぎからは「能活らしさ」が随所に見られた。33分、ムトゥがオフサイドラインをすり抜け、山田、坪井が置いていかれるが、持ち味であるすばやい飛び出し。エリア外まで出てヘディングでスローインに逃れた。41分には、左サイドでサントスが振り切られ、クロスを上げられる。坪井の左足でのクリアが流れ、稲本のヘッドでのクリアも中途半端になり、ムトゥの前にこぼれた。そのままシュートを打たれるが、能活が正面で押さえる。途中出場のジクにつめられたが、しっかりとボールを死守し、得点を許さなかった。

試合はこのまま終了し1-1の引き分け。完封で、勝利、とはならなかったが、デンマークでの選手生活が順調に進んでいることを見せた試合となった。