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開始20秒でひやりとするミドルシュートを打たれた日本代表だが、ここはGK川口がフィスティングで難を逃れた。インドの奇襲をしっかり食い止めた日本代表はここから圧倒的なボール支配で格下インドを攻め立てる。4分には、左ショートCKからMF小野がクロス。DF中沢はヘディングでボールを擦らそうとするが当たりが薄く、FW久保も詰めきれず、ボールはゴール右へそれた。
その後も久保の高さ、FW玉田の左サイドからのドリブルでインド代表のゴールを脅かすと、前半13分、待望の先制点が生まれた。左ウイングバックの位置に入ったMF三都主が内に切れ込み1人かわしてアーリークロス。これにDFのマークを外した久保が飛び込み、左足インサイドで豪快なジャンピングボレーを叩き込んだ。
25分には、三都主が先制アシストを上げた位置から、今度はMF中村が左足でクロス。ふわりと上がったボールに、先制点をあげた久保がインドDFより半身以上競り勝つ驚異的な高い打点で中央へ。この日、怪我のMF稲本に代わりスタメン出場したMF福西が飛び込み左足ボレーでゴール右隅に流し込んだ。
3点目は29分。ペナルティエリアやや外、中央やや右からの直接FKを中村が左足でゴール右に突き刺した。
前半で試合を決めた日本代表。後半はゴールラッシュ。9分には玉田が中央からドリブル突破で突き進みシュート。久保に代わり後半開始から出場のFW鈴木に当たり、軌道が変わってゴール中央へ突き刺さり4点目。5点目は20分、右サイド最深部のFKから。中村がライナー性の速いボールをゴール前に送り、DF中澤が左足で合わせた。その後も右サイドに持ち込んだDF加地から、エリア内右サイドのスペースに走りこんだMF小笠原にパスが通る。飛び込んできたGKを軽く交わした途中出場の小笠原は、左足でゴール右に確実に蹴り込んだ。6点目。
駄目押し点は左CKから。中村の左足から放たれたボールはゴールから遠ざかるように鋭く曲がり、中澤が今度は得意の頭で合わせ7−0とした。
インド代表の唯一の抵抗は後半41分。この日2本目の、枠内に飛ぶミドルシュートを放ったが、GK川口が落ち着いてCKに逃れ、ピンチの芽を摘んだ。
一次予選初戦のオマーン戦では、ロスタイムのゴールで1−0の辛勝。2戦目となるアウエーのシンガポール戦でも圧倒的に攻めながらスコアは2−1。結果は出しているものの消化不良の感が否めなかった日本代表だが、3戦目にして結果、内容の伴った試合を展開した。
これで一次予選は全6試合のうち3試合を終え、日本は3連勝。勝ち点9でグループ首位をキープしている。 |
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| 「一瞬気が抜けるシーン。それを補う…」
1997年11月16日のW杯フランス大会アジア第3代表決定戦のイラン戦(マレーシア・ジョホールバル)以来、実に2397日ぶりとなったW杯予選の舞台。予選出場経験15試合というチームもっとも予選の厳しさを知る男は、試合前日に残した、静かな闘志に包まれたコメントを実践した。
試合開始わずか20秒。インドのキックオフから一度もボールを奪えないまま、ペナルティーエリア付近までボールを運ばれる。ミドルシュートの跳ね返りをMFベンカティシュに左足ダイレクトボレーで狙われた。結果として前半唯一となった枠内シュート。だが、ボールにしっかりと反応すると両手をしっかりと伸ばし、右に軽く飛んでボールを弾く。冷静にCKに逃れた。まさかのキックオフゴールを、確実に食い止めて、しっかりと流れを引き寄せた。
攻め込まれるシーンはわずかだった。前半21分には左サイドで与えたFKからアーリークロスを放り込まれたが、ペナルティスポット付近まで飛び出し、難なくキャッチ。インド代表GKムカジーが、クロスを上げられるたびに守備範囲の狭さを露呈しているのに対し、少ない守備機会でも随所でうならせるプレーを披露。アジアで図抜けている日本のGKのレベルを代弁した。
ほとんど出番のなかった後半も、チームには「一瞬気が抜けるシーン」があった。41分だ。立ち上がりと同じくベンカティシュの左足でのミドルシュート。しかし、あらかじめポジションを右に寄せていた能活は、ボールをしっかりと弾き出した。
全てが久しぶりだった。日本代表の試合は、昨年10月11日の対ルーマニア戦以来。242日ぶり。代表での勝利は2002年3月27日のポーランド戦以来となる。実に805日ぶりの美酒−。海外リーグへの挑戦から厳しい道のりを歩みつづけ、それに伴って代表でも活躍の機会を奪われた。だが、がむしゃらに戦って身についた経験、実力が、大事な舞台で結実。
川口能活、完全復活と言っていい。 |
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| 常に多くのサポーターのみなさんが応援してくれて、最後まで集中が切れることなくやれました。前半の立ち上がり、本当は自分たちがやりたかった攻撃を相手にやられてしまい、ちょっと反省しています。前半も後半もそうなんですが、立ち上がりが良くなかったです。(これまでも)ベンチから見ていてもちょっと思ったことですが、実際にピッチに立った時に、また違った意味で、そう思いました。戦いに入るときの集中力とか、そういうことです。(ボールを)取りに行かなくてもいいところで行ってしまう。
なんとなくトーンが沈んでしまうときもあります。理由はいろいろあると思いますが、そういった課題をこれから克服してチームを高めていければいいと思います。
日本人は相手を思いやるとか、いい部分がありますが、そういった日本人的な良さを活かしつつ、戦う集団として成長していけたらいいと思うんです。そういうことは、こういう真剣勝負の場で磨かれるんじゃないかなと思います。 |
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