| キリンカップ第2戦はセルビア・モンテネグロ(SCG)との一戦。ともにスロバキアを破り、優勝をかけた戦いになる。得失点差の関係から引き分けでも優勝が決まる日本だが、ジーコ監督の代表初タイトル、さらにその先にあるアジアカップをにらみ、是が非でも勝って優勝を決めたいところだ。
キックオフ早々、ペースをつかんだのは日本代表。3分には、左サイドのDF2人を突破したMF三都主がクロス。FW鈴木が頭で中央に折り返すと、2トップを組むFW玉田がヘディングシュートを狙ったが、惜しくもバーの上。続く5分には、MF中村が右サイドから逆サイドに張る玉田にピタリと収まるロングパス。玉田はドリブルでつっかけるとシュート性のボールをゴール前に送るが、詰めた鈴木はあと一歩届かなかった。
対するSCGも10分過ぎから反撃。フェイエノールトで小野とチームメートのFWラゾビッチが、左サイドを何度も突破し、チャンスを作ると、スペインのセルタで活躍するFWミロシェビッチも、強靭な体躯を活かして、日本守備陣を脅かす。29分にはFKからミロシェビッチがDF田中と競り合いながら、ゴール前になだれ込むが、すばやく飛び出したGK川口が一瞬早くルーズボールを押さえた。
前半終了間際には日本がペースを取り戻す。両サイドからのFK、CKからあわやというシーンを作り出し、39分には、左サイドのFKから中村が大外へクロス。マークを振り切った玉田が利き足と逆の右足でダイレクトボレーを放った。だが、至近距離からのシュートにめっぽう強いSCGのGKイェブリッチにパンチングで防がれた。
0-0で迎えた後半立ち上がり早々。待望の先制点が日本に生まれた。
3分。ボランチ・福西の縦パスを鈴木がワンタッチで後方に流すと、後方からダイナミックにフリーランニングを仕掛けたもう1人のボランチ・遠藤がDFの裏に抜け出し、GKと1対1。飛び出してきたイェブリッチをフェイントで左にかわすと、左足で冷静にゴールに流し込んだ。
その後は気温30度を越えたピッチコンディションで、両軍、前線と守備の間隔が間延びし、打ち合いの様相を呈する。しかしSCGのシュートは川口がことごとく正面でセーブ。43分のチャンスも、途中交代のMFブクビルのシュートを川口が右へ横っ飛びしCKへ逃れた。
日本もサイドからのFK、CKで、エリア後方に位置する遠藤にクロスを入れてダイレクトでのミドルシュートなどでゴールを脅かす。ロスタイムには、ゴールほぼ正面からのFKを三都主が直接狙ったが、惜しくも左ゴールポストを直撃。追加点はならなかった。
試合はこのまま終了。1-0で日本が勝利し、ジーコジャパンは待望の初タイトルを手に入れた。このあと日本代表は、中国、重慶で開催されるアジアカップにディフェンディング王者として臨む。 |