| アジアカップ予選グループ最終戦の相手は強豪イラン。ここまで2連勝。早々に決勝トーナメント進出を決めた日本代表は、イラン相手にも勝ち点を奪って、1位通過したいところだ。対するイランも勝ち点を取れなければオマーンの結果次第で予選敗退の危機にさらされるだけに、負けられない戦いになる。さらに、ドーハ、ジョホールバルと続く激闘の系譜が輪をかけることで、両チームの意地と意地がぶつかり合う、激戦が予想される。
湿度こそ30%台とはいえ、気温は40度。だが、気迫のこもった日本イレブンは、立ち上がりから鋭い動きを見せる。前半4分には相手陣から超ロングスルーパスを通されそうになるが、ペナルティエリア内でGK川口がキャッチ。1分後の5分には、左サイドからMF三都主がアーリークロスを入れると、ファーサイドから玉田が飛び込む。これはわずかに届かなかったが、ペースをつかんだ日本代表は、三都主、FW玉田の左サイドからの突破、FW鈴木の裏に抜けるプレー、MF中村のFK、CKといった飛び道具で、やや押し気味に試合を進める。
だが、30分を過ぎるとイランの攻撃を許すようになり、36分には左45度の位置からMFアラビに強烈なミドルシュートを打たれた。ゴールマウスをしっかり捉えた地を這うシュートだったが、これは川口が右に飛んでフィスティング。43分にはスルーパスから抜け出してきたFWマハダビキアに、アラビと同じような位置からから強烈なシュート。ニアサイドを鋭く突かれたが、これも川口が弾き出しCKに逃れた。
40分過ぎには鈴木も2度ほど決定機を迎えたがこちらは枠を捉えることができない。ピンチとチャンスが隣り合わせの緊迫したゲームは、0-0のまま後半戦に突入した。
後半も攻守が目まぐるしく入れ替わる激しい展開でスタート。立ち上がりから、イランがカリミのエリア内での転倒(判定はシミュレーション)や、そのカリミからのクロスに日本にも馴染み深いFWダエイのヘッドなどで日本を脅かせば、対する日本も玉田の完璧な右サイド突破、中村のゴール正面からのFKなどで応戦する。
15分を過ぎても白熱した展開は落ち着かず、逆にヒートアップ。カリミ、ダエイ、途中出場のMFモバリらのシュートを浴びるが、川口がファインセーブを見せる。押されっぱなしの日本代表も31分にはこの日最大のチャンスを迎える。中村のスルーパスから、途中出場したFW本山がエリア内左サイドに抜け出し、DF1人をかわして、ゴールライン付近からマイナスのボールをグラウンダーで中央へ。走りこんできたボランチの遠藤が右足で強烈なシュートを放つが、イランGKミルザプールに阻まれてしまった。
後半も40分を過ぎると引き分けでも1位通過の決まる日本と、不用意な失点で予選敗退だけは避けたいイランは攻めあわず、後ろでゆったりとボールをまわす展開に。ロスタイム表示は3分だったが、主審は早めに笛を吹きスコアレスドローで試合終了。この瞬間に、日本の1位通過が決定した。
決勝トーナメント進出を決めた日本代表は、このまま重慶に残り、31日18時(日本時間19時)にヨルダンとベスト4をかけて戦う。 |