試合出場記録です

最新のものから過去のものまで、Jリーグから、海外リーグ、代表など、出場試合をあますところなくデータ化しました。 みなさんの印象に残っている試合はどれでしょう? また、最新の出場データは、スコアだけでなく、試合情報、能活情報、コメントを掲載しています。

 

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アジアカップ2004 日時:2004/8/3
観衆:-人
日本 4 0 前半 1 3 バーレーン
3 後半 2
1 延前 0
0 延後 0
中田(48')、玉田(55', 93)、中澤(89') 得点者 A・フバイル(6', 71')、ナゼル(85')
川口能活
田中誠(44' 中田浩二)
宮本恒靖
中澤佑二
加地亮(86' 西紀寛)
福西崇史(*46 '小笠原満男)
遠藤保仁
三都主アレサンドロ
中村俊輔
鈴木隆行
玉田圭司
出場
選手
サイード
ファイサル
ジュマ(102' ジャファル)
サルマン
ババ
ラシード
サルミーン(69' ワダエイ)
タラル
M・フバイル
アリ(63' ナゼル)
A・フバイル
三都主(19')、加地(25')、川口(102')、
西(109')
警告 サルミーン(13')、ワダエイ(87', 107')
遠藤(40') 退場 ワダエイ(107')
【注】*はハーフタイムなどのインターバル中の交代を意味する。

アジアカップ準決勝。準々決勝で劇的なPK合戦を制した日本代表は、こちらもクオーターファイナルをPK戦で勝ち上がってきたバーレーンと激突する。

近年力をつけてきたバーレーン代表。先のアテネ五輪最終予選ではU-23代表が、U-23日本代表に対し、1勝1分けと負けなかった。今回の代表にはこの時のメンバーも含まれている。

激戦の疲れも見せず、序盤から積極的にボールを前に運び、勝利への意欲をプレーで見せる日本代表。だが、いきなり先制パンチを浴びてしまう。前半6分。左サイドのスローインからU-23代表でも日本を苦しめたFWのA・フバイルに、ペナルティーエリアでボールを持たれると、背後についていたDF田中はわずかなシュートコースを与えてしまう。右足で放たれたシュートはGK川口も及ばない。ニアサイドを破られて先制点を許してしまった。

今大会、先制されても慌てない日本代表は、この試合でもすぐに勢いを取り戻した。FW玉田のグループリーグ初戦のMF中村を彷彿とさせる左足アウトサイドのシュートは惜しくもポスト、左サイドからのMF三都主の折り返しに飛び込んだFW鈴木のシュートはわずかにゴール右にそれたが、得点のにおいを感じさせた。

だが、前半40分。アクシデントが日本を襲った。中盤でパスカットに成功したMF遠藤が、パス・アンド・ゴーで前線に飛び出した際に、相手選手にラフプレーを働いたとして一発退場。確かに手は相手の顔に当たっているように見えるが、一連の動作の中でのプレーだけに、DF宮本を中心に猛抗議するが判定は覆らず。嫌な流れのまま前半戦を終えた。

しかし、このままずるずると引き下がらない。後半開始3分。遠藤の退場で田中と交代出場したMF中田が左CKにあわせる。ニアサイドの高い打点から繰り出されたヘディングは、ワンバウンドしてゴール右に吸い込まれ、同点に追いついた。

続く後半10分。玉田が魅せた! 中田からのスルーパスを受けると、左サイドを強引に突破。DFのわずかな隙をついてシュートコースを生み出すと、得意の左足を強引に振りぬく。放たれたボールはGKのニアサイドをぶち破り、10人の日本は勝ち越しに成功した。

このまま日本ペースが続くかと思われたが、バーレーンも息を吹き返す。後半26分にはスルーパスにまたしてもA・フバイルに滑り込んであわせられ同点にされてしまう。そして後半40分。カウンターアタックを受けると、2対3の局面を強いられ、最後は右サイドでフリーになったFWナザルに強烈なグラウンダーのシュートを放たれ、ゴール右隅を破られてしまった。

2-3。後のなくなったジーコジャパンは、ここでMF加地に代え、FWもできる西を投入。わずかな残り時間に全てをかける。すると前線からの激しい守備が徹底され、チャンスを生み出せるようになった。そして後半もロスタイム寸前の44分。フォアチェックから玉田がボールを奪うと、ゴール前の鈴木にスルーパス。ボールは左CK付近まで流れてしまうが、粘った鈴木が後方にカバーに来た三都主にバックパス。この三都主のクロスに上がっていたDF中澤が頭から飛び込む。腰より低い位置でのダイビングヘッドは、絶妙な角度でゴール右に突き刺さり、日本は土壇場で同点に追いつくことに成功した。

2戦続けての延長戦。勝負を決めたのはこの試合まで無得点だった玉田だった。延長前半3分。自陣からのクリアボールに対し、自分よりも体躯(たいく)の大きなDF2人に競り勝ちながら突破に成功。さらに後方からの反則気味のチャージにも持ちこたえると、最後は飛び出してきたGKを見ながら、冷静にゴール右に流し込んだ。

残り時間、1人退場者を出したバーレーンも再三の猛攻を仕掛けるが、中澤、宮本、川口が体を張った気迫の守備を見せた。乱打戦を制した日本代表は、2大会連続で決勝に進出。8月7日20:00(日本時間21:00)、北京で連覇をかけて開催国の中国と対戦する。

延長前半4分。FW玉田の逆転ゴールの余韻が漂うスタジアム。バーレーンは、キックオフからパスをつないで、再びタイスコアに戻そうとする。エリア内中央から左サイドへドリブル突破したA・フバイル。能活は1対1の状況を迎えた。この日、すでに2点を決められている相手だ。

これ以上の失点はプライドが許さない。ポジションをしっかりと前に取ると、疲れで腰の回らないU-23のエースのシュートをしっかりと弾く。高々と上空に上がったボールに誰よりも早く反応。ジャンプ一番ボールをつかんで左サイドへボールをスロー。得点を取った直後のエアポケットをしっかりと封じた。

さらに14分。左サイドからのグラウンダーのクロスが、日本守備陣、バーレーン攻撃陣の足元をすり抜け、右サイドにこぼれてきた。ボールは途中出場してきたFWジャファリの前に。ここで鋭い飛び出しを見せる。一瞬にしてシュートコースを潰すと、ジャファリの蹴った力ないボールは、ゴールマウスから遠ざかるように転がり、サイドラインを割った。

バーレーンの息の根を止めた瞬間だった。

すべてポストをかすめる難しい位置へのシュートだったとはいえ、3失点を喫した。準々決勝PK戦のパフォーマンスと比較すれば物足りないかもしれない。だが、何失点しようと勝利すればいい。唯一の目的は勝つこと。試合後の曇りのない笑顔、仲間との抱擁は、そんな強烈なメッセージを投げかけていた。泣いても笑っても残り1試合。相手は開催国の中国。満員の大観衆と強烈なブーイングは間違いないが、2000年に続く最高の舞台で、最高のパフォーマンスを見せる。