| 2006年ドイツW杯を目指す日本代表は、アジア一次予選でこれまで3試合を戦い終え、3戦全勝。勝ち点9でグループ3の首位に立っている。だが、試合内容は苦しいものが多く、勝ち点差3で2位につけるオマーンとのアウエー戦を残しているだけに、一瞬たりとも気は抜けない。
そして第4戦の相手はインド代表。前節のホームでの戦いでは、7-0と一蹴しているが、アウエーでは何が起こるかわからないだけに、集中が必要だ。
また、続く第5節で万一オマーンに敗れた場合、得失点差で最終予選に進めるかどうかが決まる場合もある。現時点ではオマーンに得失点差で上に行かれているため、万難を排すためにもここは大量得点も挙げておきたいところだ。
日本のキックオフで始まった前半。立て続けにCKのチャンスをつかむが、高さのアドバンテージを活かせない。逆に不用意なカウンターを食らい、前半15分までに2本のシュートを打たれるなど、インドペースで試合は進む。
電光掲示板がつかないなど、日本では考えられないようなずさんな試合運営に焦ったわけではないだろうが、得点のにおいを感じさせない攻めが続き、時折生まれるチャンスもインドGKナンディの好セーブに阻まれる。
このまま0-0で折り返すかと思われた44分。待望の先制点が日本に生まれた。DF宮本が左サイドに大きくフィード。この日スタメン出場のMF本山が、スペースに飛び込むと、胸で絶妙のダイレクトパス。左サイド前方のスペースに飛び込んだMF三都主がドリブルでDF2人をかわしながらペナルティーエリアに切れ込み右足でシュートを放つ。これまで好守を見せていたGKナンディが弾いたところを、FW鈴木が左足で押し込んだ。
ハーフタイムには、なんとスタジアムが停電。後半を開始することができず、無効試合になりかけたが、約30分遅れで無事キックオフした。
しかし、このようなトラブルでは動じない日本代表。優勝を勝ち取った8月のアジアカップで、メンタル的には確実に強くなっていた。後半立ち上がりから、インドゴールを脅かす。
追加点は思わぬ形で入った。後半14分。中央やや左寄りで得た約30メートルの直接FK。小野の蹴ったボールはやや低かったが、壁の一人が斜めに飛んだために生まれた隙間を通り、ワンバウンドしてゴール左に突き刺さった。
2点差はセーフティーリード。こうなると日本代表のペースだ。後半27分には、FW高原に代わってピッチに入ったFW久保がペナルティーエリア手前でボールを受けると、左サイドに開いていた三都主にボールをはたく。これを左足インサイドのダイレクトキックでゴール前に送り込むと、MF福西がGKより一瞬早くボールに飛び込みヘディングシュート。試合を決定づける3点目が入った。
勝利を確信した日本ベンチは、大量得点を狙い、DF田中を下げ、MF藤田を投入。4−4−2の布陣を敷く。だが、4バックはあまり機能せず。逆にインド代表にゴールを脅かされる場面が出てきた。
それでも失点はしない日本代表。駄目押しの4点目は、MF本山と交代したMF小笠原の右CKから。中央のDF中澤が頭ですらすと、最後はファーサイドに飛び込んだ宮本が右足でボレーシュート。豪快にインドゴールに突き刺した。
これで一次予選は4連勝。勝ち点12でグループ首位をキープした。次戦は10月13日。敵地でのオマーン戦だ。この日もシンガポールを下し、勝ち点差3で追走する中東の雄との一戦は、一次予選の大一番になる。なお、本予選では、勝ち点が同じ場合、当該対戦成績を優先する。日本代表はホームでの第1戦で1-0と勝利しているため、引き分けでも最終予選進出が確定する。 |