試合出場記録です

最新のものから過去のものまで、Jリーグから、海外リーグ、代表など、出場試合をあますところなくデータ化しました。 みなさんの印象に残っている試合はどれでしょう? また、最新の出場データは、スコアだけでなく、試合情報、能活情報、コメントを掲載しています。

 

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キリンチャレンジカップ2005 -Go for 2006 !- 日時:2005/02/02
観衆:32832人
日本
(Home)
3 1 前半 0 0 シリア
(Away)
2 後半 0
鈴木(44')、宮本(69')、小笠原(89') 得点者  
川口能活
田中誠(81' 本山雅志)
宮本恒靖
中澤佑二
加地亮
遠藤保仁(71' 中田浩二)
福西崇史
三都主アレサンドロ
小笠原満男
鈴木隆行
玉田圭司
出場
選手
カルカル
モハマド
エレシュラ
アル・ホジャ
ディアブ
エスマイール
ジュベイリ
アラヤ
アル・アメナ(89' アル・カドル)
サイド(67' アバス)
ラフェ(73' アル・ゼノ)
遠藤(10')、加地(44') 警告 エスマイール(18')、ディアブ(43')、
ジュベイリ(12' 16')
  退場 ジュベイリ(16')
【注】*はハーフタイムなどのインターバル中の交代を意味する。

ちょうど1週間後に迫ったW杯アジア最終予選の初戦。同じ開始時刻、同じ会場でのこの戦いを最高の最終調整にしたいところだ。対戦相手はFIFAランキング85位のシリア代表。W杯予選ではすでに姿を消したが、カザフスタンよりは骨のあるチーム。ここでもきっちり内容と結果を出したいところだ。

人数をかけたしぶとい守備、そして鋭いカウンター。典型的な中東のチーム、シリア相手には簡単には好機を作らせてもらえない。立ち上がりからボールこそ支配するものの、シュートまでには至らない。前半10分には左サイドのMF三都主のドリブルの突っ掛けからゴール前にボールがこぼれ、ここにボランチの遠藤が詰め、GKと接触して倒されたが、ここは遠藤のシミュレーションを取られてしまう。12分、14分はシリアの鋭いカウンターを食らったが1対1に強い中澤の踏ん張り、WBの位置からカバーに入った三都主のクリア等で、きっちり対応した。

停滞しかけた流れをグッと引き寄せたのは22分。自陣右サイドでFW玉田がDFを背負いながらボールをキープすると、横についたMF福西へ。さらに縦のMF小笠原から右サイドを駆け上がったMF加地へとつながりさらに中央へクロス。これが左サイドまで流れ、最後はサントスが強烈な左足のシュート。惜しくもGK正面でセーブされたが、ダイレクトパスを効果的に使ったビルドアップからフィニッシュという、この試合で初めて素晴らしい攻撃が生まれた。

20分台、30分台と、長い沈黙に入った日本だが、残り5分から再び攻勢に。両サイドの加地、三都主が効果的に敵陣をえぐっていく。すると44分、左サイドからのFKに、小笠原が速いボールをゴール前へ。クリアボールを三都主が拾い、再度クロス。パンチングクリアのボールをさらに中澤が拾って今度は右サイドの加地へ。クロスボールは流れたが、左サイドから三都主がもう一度クロス。怒とうの波状攻撃、そして左右からの連続クロスにずたずたにされるシリア守備陣。その一瞬の隙を逃さずマークを外したFW鈴木が、後ろに下がりながらの難しい体勢でヘディングシュート。これがゴール左に吸い込まれ、ハーフタイム間際の貴重な時間帯に先制点を挙げた。

後半も前半の勢いをそのまま持ち込む。徹底した両サイドから攻めを繰り返す日本。前半とは逆に、今度は左サイドの三都主が激しいアップダウンを繰り返しチャンスを作る。さらに16分にはシリアのジュベイリが2枚目のイエローカードを受け退場し、完全に日本ペースで試合が進む。

待望の追加点は24分。ペナルティーエリア外、左サイドからのFK。三都主の速いクロスはゴール前を横切るが、右サイドで遠藤がフォロー。もう一度鋭いクロスを入れると、怪我から復帰し、スタメンに戻ったDF宮本がヘディングシュート。前半同様、左右からの連続クロスでDFの目を切らせた末のシュートは、鈴木のゴールと同じように、ゴール左隅に緩やかな放物線を描いて吸い込まれていった。

途中4バックに切り替えて、トドメの一撃を狙いに行った日本。そしてロスタイム間際の44分。きっちりと息の根を止めた。攻撃面で高いパフォーマンスを見せ続ける三都主のアーリークロスがゴール前へ。ここにポスト役の鈴木が顔を出すがトラップと見せかけて絶妙のスルー。その裏に走りこんだ司令塔の小笠原が右足でのワントラップから左足で抑えの効いたボレーを叩き込んだ。

3-0と文句のつけようのない結果を出した。前哨戦はきっちりと2連勝。日本サッカー界の今後に関わってくるW杯アジア最終予選だが、北朝鮮戦に向けて、準備はパーフェクトだ。2/9、快勝での白星発進は間違いない。

前半30分、シリアDFから一発で裏を狙うロングパスが出た。ボールは中澤の裏へ。そして、ペナルティエリア内をゴールラインに向かって跳ねる。シリアFWがボールに詰めていく中、中澤が体を入れてゴールキックに逃れた。中澤はやや不満そうに能活に「今のボールは出て来いよ」とアピールしたが、能活は両手親指を突き出し「それでOKだ!」と返した。

能活の特徴の1つである素早い前への動き。確かに取りに行ってもいい場面かもしれない。ただ、相手FWと中澤との能力差、日本とシリアの力関係、様々なファクターを考慮すれば、自らの特徴を封印してでもセーフティーファーストで、という選択は正しい。

キリンチャレンジの2試合、キャッチング後のパントキックより、近くのDFに渡す場面が目立つ(そもそもキャッチングの機会も少ないが−)。そして蹴った時にマイボールになる確率は、本当に高い。相手の力量を計算に入れてのプレー。能活は完全に対北朝鮮モードに入っている。97年のW杯予選を戦っている唯一の選手。その経験が渋くにじみ出ている。

逆に先制した直後の前半45分には相手セットプレーから、遠目からのロングシュートを浴びたが、しっかりと押さえた。ややシュート回転がかかり手前でワンバウンドする難しいボールだがCKに逃れずしっかりとキャッチ。相手の勢いをきっちりと遮断している。

前哨戦2試合でゴールを守り、零封と結果も出した。内容もパーフェクト。最終予選の初戦スタメンをジーコ監督も明言している。8年ぶりのしびれる戦いで、能活はどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう?