試合出場記録です

最新のものから過去のものまで、Jリーグから、海外リーグ、代表など、出場試合をあますところなくデータ化しました。 みなさんの印象に残っている試合はどれでしょう? また、最新の出場データは、スコアだけでなく、試合情報、能活情報、コメントを掲載しています。

 

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KIRIN WORLD CHALLENGE
キリンカップサッカー2005- Go for 2006 ! -
日時:2005/05/22
観衆:39856人
日本
(Home)
0 0 前半 0 1 ペルー
(Away)
0 後半 1
  得点者 バサージョ(89')
川口 能活
田中 誠
宮本 恒靖
坪井 慶介
三浦 淳宏
遠藤 保仁
福西 崇史(69' 稲本 潤一)
三都主 アレサンドロ
小笠原満男
鈴木隆行(79' 本山雅志)
玉田圭司(53' 大黒将志)
出場
選手
フローレス
ポルティージャ
グアダルーペ
ビジャルタ
テネマス(61' セバスコ)
バサラル
ラローサ(89' イスモデス)
ロバトン(58' チロケ)
メンドサ
モスト(84' バサージョ)
アルバ(79' サラス)
福西(25') 警告 ラローサ(30')、テネマス(54')
  退場  
【注】*はハーフタイムなどのインターバル中の交代を意味する。

W杯アジア最終予選の第4、5戦を目前に控えた日本代表。アウエーでのバーレーン戦、中立地での北朝鮮戦で結果を残せば3大会連続のW杯出場が決まるだけに、万全の状態で試合を迎えたい。そして、その調整試合としては格好の大会、キリンカップが本日より始まる。緒戦は南米の中堅国ペルー。勝って弾みをつけたいところだ。

スターティングラインナップで目を引くところは怪我で欠場のDF中澤、右MF加地に代わって、DF坪井、右MF三浦が入った点。特に三浦は左サイドのMFで起用されていたが、そのFKやクロスの質等に定評があるだけに、期待がかかる。

前半。その三浦が目立った。9分には、右サイドでボールを持つと、左足で逆サイドの左MF三都主へ。横幅を目いっぱい使った正確なサイドチェンジのパスから、最後、MF小笠原の左足シュートはうまくヒットしなかったが、大きな展開には希望が見える。32分には右サイドを縦突破。GKの頭を越すクロスでペルーDFを脅かす。さらに39分には、ペナルティエリア外、右サイド45度から得意の無回転シュートを放つ。揺れながら落ち、ゴールを襲ったが、これはGKに弾かれた。

三浦以外にも、久々ボランチ復帰のMF遠藤がこぼれ玉を積極的にボレーで狙う。全体的に相手を押し込んだ形で前半を終えた。

後半に入ると日本代表はさらにシフトアップ。立ち上がりの1分には、好調三浦が右サイドを駆け上がりグラウンダーのボールを中央へ。ニアにFW玉田が走りこむが、わずかに合わない。8分には中央の小笠原から右サイドへ抜け出たFW鈴木へ。アントラーズホットラインからチャンスが生まれるが、鈴木の右足シュートは力なく、左へそれた。

さらに攻め立てる日本。10分、またも三浦からの逆サイドへ。受けた三都主はトラップフェイントで相手を置き去りにしようとするがファウルでとめられてしまう。しかし、FKのチャンス。ここで小笠原がファーサイドへボールを送るが、鈴木は頭でジャストミートできない。

ここで玉田に代えて、ジーコ監督はFW大黒を投入。すると大黒も交代早々期待に応える。15分。センターサークル付近からのMF福西からの浮き玉の縦パスに反応。胸トラップからのシュートでゴールを狙おうとするが、これは、胸トラップがやや前方に流れてしまった。

19分には日本の大きな武器、直接FK。壁に入ったFW鈴木が相手の壁をアコーディオンのように押しのけてシュートの道筋を広げるが、小笠原のFKは枠を捉えられない。

23分、前半に続く、相手DFのクリアボールからの遠藤の右足ボレー。31分、左サイドからのFKから、ニアに飛び込んだ大黒が頭ですらす。しかし、ネットは揺らせない。

圧倒的に押し込みながら、ロスタイムへ。このままドローかと思われたその瞬間、ペルー攻撃陣が鋭く牙を剥いた。三浦のロングスローをクリアされると、ハーフウエーライン付近から小柄なドリブラー・チロケにボールを運ばれる。局面は3対3。そして、DFに裏に抜け出したバサージョにスルーパスを出される。坪井も体を寄せ、GK川口もコースを塞ごうとするが、バサージョが一瞬早かった。ボールは無人のゴールへ―。

ロスタイムにまさかの失点を喫した日本代表は0-1で敗北。押し込みながらも得点できず、ロスタイムに泣いたが、W杯予選ではなかったことが不幸中の幸い。ジーコ監督の試合後のコメントの通り「サッカーの怖さをもう一度肝に銘じる」ことができれば、収穫のあるゲームになるはずだ。

険しい表情のまま試合を終えた。

試合終了のホイッスル。ペットボトルを拾い上げるときも、ネットにかけてある青いタオルを右手で持つときも、センターサークルで敵味方問わず握手をするときも、スタンドの日本サポーターに挨拶をしているときも、口を真一文字に結び、眉間にしわを寄せたままだった。

後半ロスタイムも3分を過ぎた頃。3対3の局面からDFラインの裏にスルーパスを出された。FWバサージョは、中央から、ボールの出た右サイドへと、ピッチを斜めに走りこんでくる。必死に寄せるDF坪井。能活も前へ飛び出し、右へ倒れこみながらシュートコースを塞ごうとするが、相手に一瞬早く、右足の外側でボールを捉えられてしまった。坪井と交錯しながらもボールを目で追う。そして、ゴールラインを超えたボールを見つめながら、右手で地面を叩いた。

北朝鮮戦以来の代表戦。試合開始早々に相手長身FWにクロスからヘディングを打たれ、キャプテンの宮本に大声でゲキを飛ばす。早い段階から守備組織の確認をした。以後、チームの守備はほころびを見せなかった。バックパスを相手につめられそうな場面も、すばやく反応してクリア。ミドルシュートはしっかりと正面でキャッチし、DFのマークが甘くなって打たれたシュートも2本弾き出していた。普段どおりのパフォーマンスだっただけに、敗戦には悔いが残る。

ジーコジャパン17戦目にして初黒星を喫した。代表戦としては2002年5月のノルウェー戦以来と敗戦。節目の70キャップ目は悔しさあふれる戦いとなったが、重要なW杯予選に向けた最後の調整試合、次戦のUAE戦に気持ちを切り替えていく。