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| 東アジア王者を決める、東アジアサッカー選手権決勝大会が開幕。今大会では、日本、韓国、中国、北朝鮮の4か国が総当りのリーグ戦で優勝を争う。2003年に行われた第1回大会ではホスト国だった日本だが、得失点差で及ばず韓国に優勝をさらわれた。昨年は激闘の末アジアカップを制し、アジア王者に。今年6月のコンフェデレーションズカップではアジア王者として世界の強豪相手に互角の戦いを見せている。それだけにこの大会でも優勝を飾ってアジアの盟主であることを見せつけたいところだ。
初戦の相手は北朝鮮。W杯予選では2度戦い、ともに勝利を収めたが、どちらも楽な試合ではなかった。この試合でも序盤から積極的に高い位置でプレスをかけられる。日本代表はこれまで同様にボール・ポゼッションを重視しゆったりとしたボール回しで相手を崩しにかかる。10分過ぎからはMF福西のミドル、MF三都主、MF小笠原のFKで北朝鮮ゴールに迫るが先制点は奪えない。
すると前半27分に日本に手痛いミスが連発する。小笠原が自陣エリア付近で不用意なバックパスをしボールを失う。一度はDF中澤が奪い返すも、今度はその中澤のクリアが中途半端になりエリア内で再度ボールを奪われてしまう。この隙を逃さない北朝鮮。最後はグラウンダーのクロス、ポストプレーから中央でフリーのMFキム・ヨンジュンに強烈なシュートを打たれ、まさかの先制弾を叩き込まれてしまった。
これで目の覚めた日本は、40分過ぎからCKでチャンスをつかみ、DF田中誠のヘディングシュート、FW玉田のボレーシュートでゴールに迫るが、北朝鮮守備陣の体を張った気迫の守りに跳ね返されてしまう。
0-1で迎えた後半。ジーコ監督はDF田中誠を下げMF本山を投入。3-5-2から4-4-2へとフォーメーションを変更し、攻撃的布陣で同点、逆転を狙う。後半22分には疲れの見えた玉田に代えて初代表のFW田中達を、続く32分にはボランチの遠藤に代えてこちらも初代表の長身FW巻を入れ、3トップで攻め立てる。交代出場した2人は持ち味を発揮。田中達は縦から横への鋭いドリブル突破を見せ強烈なシュートを見せ、巻は制空権を奪って頭でゴールを狙うが、得点は生まれない。
なおも波状攻撃を続ける日本に対し北朝鮮は11人全員が自陣に引いて必死の守り。長めのロスタイム4分も無常に過ぎ、試合はこのまま終了。日本は思わぬ敗戦を喫してしまった。
優勝に向けていきなり窮地に立たされた日本。救いは、韓国対中国が1-1で終わり、さらに次戦であたる中国の主力3人が退場処分により出場停止となったことか。残り2戦はとにかく勝つしかない。
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| 後半11分。北朝鮮の速攻を浴び右サイドから切れ込んできたFWパク・ソングァンにミドルシュートを浴びたが、体の正面でがっちり抑えると、すぐに左サイドの三都主にロングスローした。捕球からの素早い一連の動作には、早く同点に追いついてくれ、という思いが込められているように見えた。得意のパントキックは控え、スローでDFラインにボールを渡す。なんとか良いリズムを生み出そうとした。
完全アウエーの状況。韓国サポーターは北朝鮮を熱烈に応援する。ボールボーイはなかなかボールを渡さない。相手のシュートが外れてゴールキックのためのボールを要求しても、ぐずぐずしている。だが、能活は落ち着いて対応し、心は熱く、頭は冷静に戦っていた。
これまでの日本代表では考えられないようなミスが続いた失点シーン以外には、さして危険なシーンはなかった。GKとしては消化不良な敗戦。だが、とにかく切り替えて、続く2戦の勝利に貢献する。
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