試合出場記録です

最新のものから過去のものまで、Jリーグから、海外リーグ、代表など、出場試合をあますところなくデータ化しました。 みなさんの印象に残っている試合はどれでしょう? また、最新の出場データは、スコアだけでなく、試合情報、能活情報、コメントを掲載しています。

 

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2006年W杯ドイツ大会アジア最終予選 日時:2005/08/17
観衆:66098人
日本
(Home)
2 1 前半 0 1 イラン
(Away)
1 後半 1
加地(28')、大黒(76') 得点者 ダエイ(79')
川口 能活
田中 誠
宮本 恒靖
中澤 佑二
加地 亮
福西 崇史
遠藤 保仁(84' 今野 泰幸)
三都主 アレサンドロ
小笠原 満男
玉田 圭司(89' 阿部 勇樹)
大黒 将志
出場
選手
ミルザプール
ノスラティ
カメリ
ゴルモハマディ
カエビ
アラビ
ネクナム
ニクバフト(73' モニエイ)
ジャバリコルドゲシュラギ
(45'* カゼメヤン)
ボルハニ(45'* モバリ)
ダエイ
加地(58')、中澤(77') 警告 ネクナム(19')、ゴルモハマディ(89')
  退場  
【注】*はハーフタイムなどのインターバル中の交代を意味する。

W杯ドイツ大会アジア地区最終予選の最終戦。日本はイランをホームに迎えた。すでに出場を決めている両国だが、この試合にはグループ1位通過というプライドがかかっている。また、ともに欧州で活躍する主力を召集していないため、出場選手は代表生き残りをかけている。さらに日本にとっては、今予選で唯一黒星を喫したのがイラン。テヘランでの借りを是が非でも返したい。どうやらただの消化試合にはなりそうにない。

日本は、7月末から8月上旬にかけて行われた東アジア選手権で、国内の主力組で北朝鮮戦を戦い、その後の中国、韓国戦ではサブ組が出場した。そのためイラン戦のスターティングメンバーに注目が集まったが、北朝鮮戦を戦った主力組がそのまま先発出場することになった。サブ組は東アジア選手権で中国と引き分け、韓国に勝利と結果を出しているだけに、主力組もきっちりと結果を残したいところだ。

サブ組の活躍に刺激されたのか、立ち上がりからチャンスを作り出す日本。10分過ぎには、FW大黒の落としからFW玉田のドリブルシュート、左サイドを深くえぐった玉田のニアサイドを狙った強烈なシュート、MF遠藤からのパスを玉田がスルーして大黒がダイレクトシュート、と立て続けにチャンスを生み出す。すると28分。左サイドを破った玉田のゴールライン付近からのグラウンダーのクロスに大黒が飛び込む。これはわずかに届かないが、イランGKミルザプールのブラインドとなり、ボールはファーサイドに流れる。これにゴール前まで詰めていた右WB加地がインサイドで合わせ、落ち着いてゴールに流し込んだ。

加地の代表初ゴールで先制した日本。その後も押し気味に試合を進める。だが43分、一瞬の隙をついたイランのカウンターから、シュートのこぼれ球がベテランFWダエイの前に。エリアのわずかに外、中央やや右から右足インサイドで放たれたシュートは左ポストを直撃。失点にはならなかったが、前半終了間際にヒヤリとする場面を作られた。

後半も積極的に攻める日本。大黒、玉田の2トップが豊富な運動量で次々とチャンスを生み出す。さらに前半は鳴りを潜めていた左WB三都主も、FKやドリブルシュートで見せ場を作る。29分には左サイドからエリア付近までドリブルで持ち込むと、DFの一瞬の隙をついて左隅に低い弾道の強烈なシュート。これは惜しくもGKのファインセーブにあう。だが、続く左CKで三都主はニアサイドへ速いボールを送ると、これに合わせたのは大黒。ニアポストに向かったボールは一度はDFにクリアされたが、このボールがGKに当たってゴールに吸い込まれた。

2-0。このまま楽勝かと思われたが、中東の雄、イランも手ごわい。32分にはエリア内でボールを受けたダエイの反転にDF中澤がたまらずファウル。PKを取られてしまう。これをダエイに決められ2-1。さらに同点を狙って波状攻撃を仕掛けてくるイラン。ここでジーコ監督はボランチの遠藤を下げ今野を投入。さらに玉田も下げてMF阿部を投入し、中盤を厚くして逃げ切り態勢に入る。そしてロスタイム3分間もイランの攻撃をきっちり凌ぎ、勝利のホイッスルを聞いた。

これで勝ち点を15に伸ばし、グループ1位通過を決めた日本。試合後はW杯出場決定を記念したセレモニーが行われ、満員となった横浜国際のファン、テレビ中継を見ている全国のサポーターと喜びを分かち合った。

要所を押さえた。PKを決められ2-1とされた後の後半40分。日本のMF陣の疲れはピーク。必然的に中盤がぽっかりと空いてしまう。その隙を見逃さないFWモバリに強烈なロングシュートを打たれた。無回転で飛んでくるボールは能活の手前で右に逸れながら急激に落下する。枠も捉えている。だが、右に倒れこみながら体の正面でキャッチ。反撃の芽を摘んだ。

前半の日本の先制直後にもDFの中途半端なクリアから危ないシーンがあったが、ここでもしっかり声を出して集中を促した。味方を優しく褒める場面、強く言う場面。今予選中ずっと見られたメリハリの利いたコーチング、声出しが冴えた。

時間もうまく使った。ゴールラインを割ったボールをわざわざ取りに行く。ボールボーイからはなるべく受け取らないようにして、時間を消費した。

今後も親善試合、来年の春にはアジアカップ予選と代表の試合が続くが、やはり大目標は6月開幕のW杯。「W杯で勝つために精進していきたい」能活は先を見据えている。