| 2006年の3戦目は、2007年アジアカップの予選ラウンド初戦。2連覇中の日本代表だが、今大会から前回優勝国の予選免除がなくなったため、予選からの出場となった。相手はインド代表。W杯1次予選でも激突した古豪だが、日本にとっては格下の相手。事実、W杯予選では、ホームで7-0、アウエーでも4-0と一蹴している。メディアも、勝敗の行方より「ジーコジャパン100得点目は誰か?」(ジーコ監督就任後、日本代表は現時点で通算99得点)を注視。それだけに結果、内容で完勝したいところだ。
負けても失うものは何もないインド代表に、立ち上がりから激しく寄せられ一瞬面食らった日本代表。だが、5分過ぎからペースをつかむと、左サイドからDF三都主、右サイドからはDF加地や初スタメンのMF長谷部らがクロスを上げ、FW久保、巻と、日本の誇るツインタワーが頭でゴールを狙っていく。
一方的に攻め立てる日本代表だが、前半29分には三都主のドリブルを奪われカウンターを食らい、右サイドからクロスを上げられる場面も。インド代表が非常に集中してプレーし、素晴らしい戦いを見せていることもあるが、やや物足りない日本代表の戦いぶりだ。
得点は32分。左サイドからのクロスのこぼれ球を、インド代表DFがGKにバックパスしようとするがこれがミスパスに。ゴール前に詰めていたMF小野が難なく押し込み先制した。
大量得点が期待されたが、まだリズムに乗れない日本代表。集中力が切れたようなイージーミスも見受けられ、場内からはブーイングも飛んだ。40分過ぎにはCKからのカウンターからゴール前でFKを与えてしまう。キッカーはインド一のプレーヤー、FWバイチュン。精度の高い右足のキックがゴールに向かってくる。しかしここは、GK能活は余裕でコースを見極め、左ポストの位置を確認しながら見送った。
1-0で迎えた後半戦。なかなかペースをつかむことができず、集中するインドDFに手を焼くが後半12分小野から右サイドに走り込む加地へ絶妙のスルーパス。内へ切れ込んだ加地は2人のDFをいなして中央の小野へリターンパス。小野は後ろから走り込む長谷部へ。長谷部は迷わずダイレクトで右足を振り抜き、これがゴール前で待ち構えていた巻に当たってゴール。待望の追加点を手に入れた。
2-0となってやっとペースを手に入れた日本。インドの集中力も切れ始める。23分には右CKからニアサイドでMF福西が合わせ3-0。ここで勝負アリとみたか、ジーコ監督はまず小野、宮本を下げ、MF遠藤、DF茂庭を投入。さらに巻に代えてFW佐藤。W杯での戦力チェックの意味合いを帯びる交代を行った。
33分には久保が佐藤とのワンツーで抜け出し最後は左足でループシュート決め4-0。37分には、インドDFのクリアボールを拾った加地の縦パスを受けた佐藤が、左足で右隅にグラウンダーで突き刺し代表初ゴール。ロスタイムにもエリア内でフットサルさながらにパスをつなぎ最後はまたしても久保。6-0でゲームを終えた。
格下相手のホームでの試合だけにチームのレベルアップが図られたとは言いがたい。アメリカ、フィンランド、インドと続き強化月間となった2月。その最終戦はボスニア・ヘルツェゴビナ戦(2月28日・ドルトムント)だ。集大成がどのような形で見られるのか? 海外組も合流する次戦も要注目だ。
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