国内合宿を打ち上げ、ドイツのボンにて合宿をスタートさせた日本代表。本大会を前にしてホストカントリー、ドイツとの親善試合を迎えた。
フォーメーションは本大会を見据えた3-5-2。GKは川口。DFは右から坪井、宮本、中澤。ダブルボランチには中田英と福西が入り、トップ下には中村。左、三都主。右は加地だ。ツートップにはドイツで4シーズンを過ごしている高原と、柳沢が入った。
序盤から両サイドを中心に押し込まれてしまう日本代表。だが、慌てず応対し、ブンデスリーガで結果を残す2トップ、クローゼ、ポドルスキーに仕事をさせない。すると、不安定なドイツDFラインの隙をついて、カウンターを仕掛ける。14分には柳沢からのスルーパスに中田英が飛び出し、エリア内から左足シュート。17分にも中村からのスルーパスに柳沢が詰めるが、どちらも守護神レーマンに止められてしまう。
日本に痛いアクシデントが起きたのは36分。思い通りに試合を支配できずドイツ代表は苛立ったのだろうか。加地が左サイドMFシュバインシュタイガーに後方から悪質なタックルを食らい、そのまま担架でピッチ外へ。駒野との交代を余儀なくされた。
その後も激しいドイツのプレッシャーにさらされるが、ドイツの新皇帝・バラックを福西がハードマークで封じるなど、要所を押さえて0-0で前半を終えた。
後半12分、前半から押し込まれつつもカウンターで好機を演出していた日本が、待望の先制点を手に入れた。ドイツCKのピンチをクリアすると、拾った中村がフェイントでドイツのプレスをかわしながら、味方の上がりを待つ。十分なタメを作った中村は前線にスルーパス。これを中田英がスルー。ボールは走り込んだ柳沢へ。柳沢はダイレクトで、浅いドイツ最終ラインの裏へ浮き玉のスルーパス。ここにオフサイドラインぎりぎりから抜け出したのは高原! 敵陣中央を独走し、最後はレーマンとの1対1の場面で、豪快に右足シュートをゴールに突き刺した。
高原の活躍は、これだけでは終わらなかった。後半20分、右サイドでボールをつなぐと、途中出場の駒野からの横パスは高原へ。トラップ時には後ろを向いていたが、ドイツDF2人が寄せてきたところで鋭く反転。2人をかわして抜け出すと、右サイドの角度のあまりないところから右足を振り抜き、ゴール右隅へ流し込んだ。
ホストカントリー相手に2-0とリードを奪った日本代表。このままゼロで抑えて終えたいところだったが、ドイツにも意地があった。後半30分には右サイドのFKから、宮本がマークを振り切られてしまい、クローゼにボレーを決められ2-1。続く35分は、左サイドのFKからシュバインシュタイガーにヘディングで決められ、同点に追いつかれてしまった。
再び勝ち越しを目指す日本は、2トップを大黒、玉田に代え、ドイツDFラインの裏を狙う。最大のチャンスは38分。大黒がDFラインのギャップをついてスペースを作り出し、それを見逃さず中田英が絶妙なスルーパス。だが、少し流れてしまったトラップの分、レーマンに寄せられてしまい、大黒のシュートはゴールを割ることができなかった。
試合は2-2で終了。ドイツ相手に2得点と攻撃陣は結果を出したが、長身選手にセットプレーから失点と、本大会のオーストラリア戦、クロアチア戦対策には課題を残した。
(yoshikatsu.net制作チーム) |