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| アジアカップ2007最終予選の第4戦は、アウエーでのイエメン代表戦だ。会場は標高2300メートルのサナア。酸素の薄い高地という悪条件に加え、どうやらピッチコンディションも悪そうだ。日本、結果を出せるか?
スターティングメンバーにはサウジアラビア戦から若干の変更があった。左SBの駒野の代わりに、代表初スタメンとなるMF羽生を先発起用。またフォーメーションも3-5-2に近い形を取ることになりそうだ。GKは川口。3バックは中央に闘莉王、右に坪井、左にこれまでボランチで起用されてきた阿部。両ウイングバックは、右に加地、左に三都主。中盤の底を鈴木が務め、オフェンスは遠藤、羽生。2トップは巻と田中達だ。
劣悪なピッチと標高差に慣れるためか、日本は落ち着いた立ち上がりを見せる。しかし10分過ぎからは試合の主導権を握り、相手陣で押し気味に試合を進める。しかしホームのイエメンも負けてはいない。自陣で数をかけて守るのはもちろんのこと、中盤でもクサビのボールに対して積極的に体を寄せて、中盤に自由を与えない。日本自慢のパスワークはグラウンドに殺されている。単純なインサイドキックの10、20メートルのパスが、急に跳ねたり、イレギュラーしては、致し方ないところか。それでも地力に勝る日本は32分に田中達のクロスから巻のヘッド、37分には中盤からのスルーパスに反応した巻の右足シュート、45分には加地のミドルと、次々とチャンスを生み出すが、ゴールは遠い。前半は0-0で終えた。
後半、オシム監督が動いた。田中達に代えて決定力に定評のある佐藤寿を投入。その佐藤寿は、サイドに流れて起点を作ったかと思えば、積極的にミドルシュートを放つなど、攻撃の活性化を図る。さらに日本得意のセットプレーから、イエメンの弱点の高さをついた空中戦で、高さが武器の巻、闘莉王らが迫る。それでもゴールが割れない日本は、豊富な運動量にかげりの見え始めた羽生に代えて、FW我那覇をピッチへ。3トップ気味の布陣にする。それでも点の奪えない日本は、残り5分を切ったところでパワープレーに突入。DFの闘莉王、巻、我那覇を前線に並べ、ロングボールを入れ始める。ベンチからは大熊コーチの怒声が響く。
ロスタイム。最後の最後で日本代表の執念が実った。坪井が入れたロングボールを巻が頭で落とす。そこに走り込んできたのは我那覇。右足でゴール左隅へと流し込んだ! 1-0。苦しみ抜いた末に日本代表は勝ち点3をゲットした。なお、試合終了間際にはU-19から2段階の飛び級で選出された19歳のMF梅崎も代表デビューを飾った。
その後、日本時間26時半開始のサウジアラビア対インド戦で、インドが敗れたため、日本の予選グループ2位以内が確定。アジアカップ本戦出場が決まった。日本はトルシエ監督で2000年に、ジーコ監督で2004年に、それぞれ優勝を果たしており、2007年は三連覇に挑むことになる。
(yoshikatsu.net制作チーム) |
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